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2018年12月10日
ブログ

賃貸経営にも活かしたい「割れ窓理論」。

「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」

アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングとジェイムズ・ウィルソンが発表したこの理論、学生時代にはしばしば耳にしました。

皆さん、ご存知ですか?

多くの都市で効果を発揮した「治安改善」策

1980年代、アメリカ国内でも有数の犯罪多発都市だったニューヨークでは、落書き・違法駐車・未成年喫煙などの軽犯罪から爆竹・騒音・深夜のたむろなどの社会規範に反するものまで、これまで見逃しがちだった事案を増員体制で徹底的に取り締まり、結果として治安の改善と重犯罪の低下が認められました。

日本では札幌すすきのでも導入され大きな成果を上げています。

また、この考え方を取り入れている大企業経営者も多数存在します。

夜間のテーマパーク内のゴミ・汚れパトロール、店舗内イメージアップのための改装…

是非一度、調べてみて下さい。多くの企業が実践しています。

さて、商用に応用できるということは、賃貸経営にも活用できるということですよね。

細かな不具合や設備の老朽化を放置しない事から始めます

実践的に、目についた細かなことから始めていきます。

雑草の除去や共用部の清掃などのすぐ手が付けられるところから始めてみましょう。

物件にある程度の時間滞在していると「外壁の色が退色してきたな」「共用玄関のドアを交換した方が良いだろうか」など、いろいろ感じるものです。

次に実践する宿題として現地で「気付き」を得て、次のステップとしていきます。

対応を持続し、やがては積極的対策へ発展させます

古家に引っ越してきました。

出窓台のささくれれた木材をリペアし終えると、そこに花でも飾りたくなります。

これが割れ窓理論の応用としての積極的対策になります。

ただ、ささくれた窓台にそのまま花を飾っても誰も感動させられません。

というよりもそこへ花を飾ろうという発想すら思いつかないかもしれません。

すぐわかる部分から対応していくことでのみ、それを徐々に発展させることができます。

やはり物事には順序があり、お部屋の印象が良くない状態なのにそこへ設備増強やインテリア配置をして飾り立てたところであまり意味がないのです。

問題点チェックの習慣をつけることが大切です

自分への戒めの意味でもこの記事を書いています。

「これは後回し」とゴミステーションが汚れているのを放置すると、そこに通行人や入居者が不分別にごみを捨てていくことに繋がります。

多数の入居者や不特定多数の人が出入りする共同住宅では、本当にちょっと目を離しただけでも物件を取り巻く状況はすぐに変化してしまいますよね。

知らず知らずのうちに、それがあなたの物件のウィークポイントになってしまっているかもしれません。

ちょっと、物件へ足を運んでみませんか?

この記事を書いた人
宮崎 拓馬 ミヤザキ タクマ
宮崎 拓馬
賃貸管理という業務を通じて、日頃から多くの大家さんや入居者さんと接しております。その中で感じたこと、皆さんに是非お伝えしたいこと、何かの助けになれるように毎日ブログを通じて情報をお届けしておりますので、お気軽にお声掛けくださいませ。
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