09:00 - 18:00
日曜・祝祭日
2018年12月27日
ブログ

空室に漂い始めた排水の悪臭、放っておいては入居者は決まりません。|函館の不動産会社ファインエステート

空室期間が長引くことによって発生する水廻り排水からの臭い。新築間もないお部屋でない限り、ほとんどの物件で起こることですから責められるものではありません。

台所や洗面台・トイレや浴室排水などには「トラップ」という、水を溜めて排水管からの臭いの上昇を防ぐ構造が必ずありますが、空室期間が2か月、3ヶ月・・・と長引くことによって、このトラップ内に溜まっていた水が蒸発してしまうとにおいの発生が始まります。

確かによく言われるように「入居して水の使用が始まれば次第に収まる」という側面もあるにはあるのですが、実際に「引っ越してけっこう経つのに未だに排水口の臭いに悩まされていて、また部屋を出ることを考えています」というお客様もいらっしゃるのです。

定期的にお部屋へ行って2~300ミリリットルのお水を排水口や便器内に流して溜めておいたり、排水口にラップで蓋をしておくとある程度予防できるのですが、臭いが発生してしまった場合はどうすればよいのでしょうか?

市販の薬品でトライしてみたが効果が表れない

そういった大家さんのお声をよく耳にします。

厳密に言いますと「効果がない」のではなく「効果が出るほどに至っていない」ということのようです。

専門業者さんに聞いてみたところ、お部屋の排水管を市販品で本管まで全て綺麗にするのはほぼ不可能だそうです。

市販品は「U字管の洗浄」や「排水口廻り・トラップ内の洗浄」程度しか想定しておらず、特にアパートなどの長い排水管を市販品で対応するなら大量購入で毎日やってみるぐらいのレベルだそうなんです。

最近は通販などで「ピーピースルー」などのプロユースの洗浄剤が手に入る時代ですが、使い方を間違うと危険でかつ管の傷みの原因となる可能性もゼロではないため、こういった場で個人の方にお勧めするのは控えたいと思います。

当社の設備業者さんや清掃業者さんに聞いても、「対コスト・効果面で考えても業者に依頼した方が確実だよ」とおっしゃってました。

依頼は設備業者さんや下水道清掃業者さんへ

依頼先としてまずパッと思いつくのは贔屓(ひいき)にされている清掃業者さんですね。

ただ、ルームクリーニングに特化している業者さんが割合多いため、お断りされてしまうケースも多いのではないかと思います。

 

1. アパートを建てた際の大工さんに設備業者さんを呼んでもらいましょう。対応して下さる業者さんが多いようですよ。苛性ソーダなどの薬品を使用して洗浄、専用器具で詰まりや油脂カスの除去をしてくれます。

 

2. もうひとつ、専門清掃業者さんに依頼する方法もあります。浄化槽や受水槽の点検・清掃や汲取り、汚水処理をやっている業者さんの多くは下水道清掃もやっています。函館の場合、当社がお取引のある業者さんですと函館環境衛生さんが対応されているようです。費用も1室1万円前後で対応なさっているそうです。

 

※いずれの業者さんからもお聞きした話ですが、この対応は消臭ではなくあくまでも洗浄であるため「管を洗浄しきっても100%臭いが消えるとは限らない」ことはご承知おきください。

洗浄してもらった後は、自力メンテナンス!

臭いの上がってくる部分として特に多いのが以下の2箇所。トラップがないため、ダイレクトに下水管の臭いが上がってくる箇所です。

1. 洗濯排水口

~市販の洗濯排水トラップを購入して取りつけてみましょう。入居までは継手口をラップで塞いでおきます。

2. 洗面台・シャンドレの配管と下水口のつなぎ目

~下の棚を開けてみて下さい。径の小さい洗面台・シャンドレの排水管がひと回り大きい径の下水管に差し込まれているだけで、そこに隙間があったりしないでしょうか?そうした場合は不乾性パテで隙間を塞いでおきましょう。

 

以前と比べるとお部屋のお申し込みをいただくまでのご苦労は増える一方だと思いますが、このようなことも参考にしていただけると幸いです。

どうか下を向かずに、共にがんばりましょう!

この記事を書いた人
宮崎 拓馬 ミヤザキ タクマ
宮崎 拓馬
賃貸管理という業務を通じて、日頃から多くの大家さんや入居者さんと接しております。その中で感じたこと、皆さんに是非お伝えしたいこと、何かの助けになれるように毎日ブログを通じて情報をお届けしておりますので、お気軽にお声掛けくださいませ。
arrow_upward